再エネ賦課金とは?しくみと2026年度の単価、どの電力会社でも同じ理由をわかりやすく解説
公開:2026年10月14日/でんきえらび編集部
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料金の数字は公式サイトの情報からデータとして差し込んでいます。文章の下書きにAIを使い、編集部が出典を確認しています。
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この記事のまとめ
- 再エネ賦課金は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの電気を買い取る費用を、電気を使う人みんなで負担するしくみです
- 単価は全国一律で、国(経済産業大臣)が年度ごとに決めます。どの電力会社と契約しても同じ単価です
- 金額は「単価×使用量」で決まります。減らせるのは使用量のほうなので、電力会社を比べるときは賦課金以外の部分を見ましょう
再エネ賦課金とは?再エネの買い取り費用をみんなで負担するしくみです
正式な名前は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。 明細では「再エネ発電賦課金」「再エネ賦課金」などと書かれています。

えらびマン:
明細にある「再エネ賦課金」って、何のお金だろう? しくみから見ていこう。
国には、再生可能エネルギー(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)でつくった電気を、決まった価格で一定期間買い取る制度があります。 これを「固定価格買取制度(FIT)」といいます。
買い取りにかかった費用は、電気を使う人から広く集める「再エネ賦課金」でまかなわれます。 再エネの電気は、ふだん使う電気の一部として届いているため、毎月の電気料金とあわせて支払うしくみです。
(出典:資源エネルギー庁「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(2026年10月確認))資源エネルギー庁は、再エネが広がるとエネルギー自給率が上がり、燃料価格の上下による電気料金の変動を抑えることにつながると説明しています。
2026年度の単価はいくら?いつから適用される?
関東を含む全国の単価は、2026年度は4.18円/kWh(出典:経済産業省(2026年10月13日確認))です。
経済産業省の発表では、2026年度の単価は次の期間の電気料金に使われます。
- 2026年5月検針分から、2027年4月検針分まで
- 1年間は同じ単価で、毎月は変わりません
切り替わるのは5月検針分から
「年度」といっても、4月からではなく5月検針分から切り替わる点に注意しましょう。
前の年度と比べるとどうなった?
2025年度の単価は1kWhあたり3.98円でした。 2026年度は4.18円なので、0.20円上がっています。 経済産業省の目安(1か月400kWhの家庭)では、月額は1,592円から1,672円になり、月80円ほど増えた計算です。
(出典:経済産業省 2025年3月21日発表) (出典:経済産業省 2026年3月19日発表(いずれも2026年10月確認))5月検針分から明細の賦課金が少し増えたのは、この単価の切り替えによるものです。
単価はどう決まる?
単価は、法律(再エネ特措法)で決められた計算方法にそって、毎年度、経済産業大臣が決めます。 考え方は、次の割り算です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 買取費用等 | 再エネの電気を買い取るのにかかる費用 |
| 回避可能費用等 | 再エネを買い取ったことで、電力会社が使わずに済んだ発電の費用 |
| 販売電力量 | 全国で販売される電気の量(kWh) |
「買取費用等」から「回避可能費用等」を引き、それを「販売電力量」で割ったものが、1kWhあたりの単価の目安になります。 回避可能費用は、卸電力市場の価格の実績をもとに計算されます。
(出典:経済産業省「2026年度の賦課金単価を設定します」賦課金単価算定根拠(2026年10月確認))単価は1年分の再エネの導入量を予測して決めます。 予測と実績の差は、2年後(翌々年度)の単価で調整されます。
(出典:資源エネルギー庁「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(2026年10月確認))これまでの単価は?市場価格の影響で上下しています
ここ数年の単価は次のとおりです。
| 年度 | 単価(1kWhあたり) | 400kWh使う家の目安(月額) |
|---|---|---|
| 2022年度 | 3.45円 | ― |
| 2023年度 | 1.40円 | ― |
| 2024年度 | 3.49円 | 1,396円 |
| 2025年度 | 3.98円 | 1,592円 |
| 2026年度 | 4.18円 | 1,672円 |
2023年度だけ大きく下がっているのは、卸電力市場の価格が高かった時期と重なるためです。 市場価格が高いと「回避可能費用」が大きくなり、そのぶん賦課金で集める額が小さくなります。
逆に、市場価格が落ち着くと、単価は上がりやすくなります。

えらびマン:
燃料費が下がって電気代が下がる場面でも、賦課金は上がることがあるんだ。覚えておくと明細を見ても戸惑わないよ。
どの電力会社でも同じ?はい、全国一律の単価です
再エネ賦課金の単価は、全国一律になるよう調整されています。 大手電力でも新電力でも、関東でも関西でも、1kWhあたりの単価は同じです。
(出典:資源エネルギー庁「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(2026年10月確認))どの電力会社でも、単価は同じ
- 電力会社を切り替えても、再エネ賦課金の単価は変わらない
- 「再エネの電気を多く使うプラン」に変えても、賦課金がなくなるわけではない
- 賦課金を減らせるのは、使う電気の量(kWh)を減らしたときだけ
「再エネのプラン」にすると賦課金は減る?
減りません。 再エネ賦課金は、どのプランでも電気を使った量に応じてかかるしくみです。 「再エネ100%」「グリーン」などのプランは、電気の調達のしかたや環境価値の扱いがちがうもので、賦課金の有無とは別の話です。
再エネのプランを選ぶかどうかは、料金と考え方の両方で決めましょう。 料金の比べ方は「電力会社の選び方」で説明しています。
名前をまとめて表示している会社もあります
多くの明細では、再エネ賦課金は独立した1行で表示されます。 一方で、再エネ賦課金と託送料金(送配電網の利用料)などをまとめて、別の名前の項目にしている電力会社もあります。
(出典:再エネ賦課金などを「制度対応費」としてまとめた電気料金メニュー定義書の例(2026年10月確認))
えらびマン:
料金表の単価に賦課金が含まれているかは、比べる前に確かめておこう。
料金表の単価を比べるときは、その単価に再エネ賦課金が含まれているかを確かめましょう。 含む会社と含まない会社の単価をそのまま並べると、正しく比べられません。
計算のしかたは?「単価×使用量」です
再エネ賦課金の金額は、とてもシンプルです。

その年度の単価(1kWhあたり)を確認する

その月に使った電力量(kWh)を掛ける
経済産業省は、1か月に400kWhを使う家庭(総務省の家計調査にもとづく一般的な世帯)の負担の目安を、2026年度で月額1,672円、年額20,064円としています。
(出典:経済産業省「2026年度の賦課金単価を設定します」(2026年10月確認))ご自宅の目安を知るには、まず月の使用量を確認しましょう。 関東甲信の世帯人数ごとの使用量の目安は次のとおりです。
| 世帯 | 月平均 | 多い月 | 少ない月 |
|---|---|---|---|
| 一人暮らし | 195kWh | 239kWh | 153kWh |
| 二人暮らし | 301kWh | 389kWh | 222kWh |
| 3人家族 | 391kWh | 508kWh | 289kWh |
| 4人以上の家族 | 477kWh | 625kWh | 353kWh |
出典:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」(関東甲信)から当サイトが kWh に換算
この使用量に、2026年度は4.18円/kWh(出典:経済産業省(2026年10月13日確認))を掛けると、1か月の再エネ賦課金のおおよその額になります。 夏や冬は使用量が増えるので、賦課金も増えます。
補足
使用量は「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」や、電力会社の会員ページで確認できます。12か月分を見ると、季節ごとの差もわかります。
明細ではどこを見ればいい?3つの項目をセットで確認しましょう
検針票やWeb明細では、次の3つをセットで見るとわかりやすいです。

再エネ発電賦課金
単価×使用量。年度の途中では単価は変わりません
燃料費調整額
燃料の輸入価格で毎月変わります
使用量(kWh)
賦課金も燃料費調整額も、この量に比例します
電気代が前の月より上がったとき、賦課金の単価が変わるのは5月検針分だけです。 それ以外の月に上がった場合は、使用量か燃料費調整額の変化が主な理由と考えられます。 燃料費調整額のしくみは「燃料費調整額とは?」で説明しています。
注意
再エネ賦課金は全国一律の制度なので、「賦課金がかからない」「賦課金ぶん安くなる」といった説明には注意しましょう。値引きがある場合も、何をどう値引きしているのかを、各電力会社の公式サイトの料金表で確認してください。
まとめ
えらびマン:
賦課金はどの会社でも同じ。比べるときは、会社ごとに違う部分に目を向けよう。
- 再エネ賦課金は、再エネの電気を買い取る費用を電気を使う人みんなで負担するしくみで、「単価×使用量」で決まります
- 単価は国が年度ごとに決める全国一律の値で、5月検針分から翌年4月検針分まで同じです
- どの電力会社でも単価は同じです。電力会社を比べるときは、基本料金・電力量料金・燃料費調整額など、会社ごとに違う部分を見ましょう
賦課金を除いた部分は、会社やプランで差が出ます。 ご自宅の使用量で1年間の電気代を比べると、違いがわかりやすくなります。 関東の電力会社の比較は「関東の電力会社ランキング」でも見られます。
