電気とガスのセット割はお得?しくみと確認ポイント、セットにしない方がよい場合をやさしく解説
公開:2026年10月14日/でんきえらび編集部
いっしょに
確かめよう

料金の数字は公式サイトの情報からデータとして差し込んでいます。文章の下書きにAIを使い、編集部が出典を確認しています。
この記事のまとめ
- セット割は、電気とガスを同じ会社で契約すると割引やポイントが付くしくみです。条件や割引の大きさは会社ごとに違います
- お得かどうかは、電気とガスを別々に選んだ場合との合計で比べて判断します
- 片方だけ解約すると割引がなくなる、解約金がかかる、などの条件もあります。契約前に書面で確かめましょう

えらびマン:
電気とガスをまとめると、なんとなくお得な気がするけれど…本当にそうかな? しくみから見ていこう。
電気とガスを同じ会社でまとめる「セット割」は、よく見かけるプランです。この記事では、セット割のしくみ、ガスの種類による違い、契約前に確かめたい点、セットにしない方がよい場合を説明します。関東(東京電力エリア)の例を中心にしています。
電気とガスのセット割とは?
電気は2016年4月、都市ガスは2017年4月に、家庭向けの販売が自由化されました(出典:資源エネルギー庁「実施から1年、何が変わった?ガス改革の要点と見えてきた変化」(2026年10月確認))。
これにより、電気の会社がガスを売ったり、ガスの会社が電気を売ったりできるようになりました。資源エネルギー庁は、自由化で登場したサービスの例として、電気とガスのセット割引やポイントサービスを挙げています(出典:資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化って何?」(2026年10月確認))。
セット割の中身は、会社によってさまざまです。
- 電気とガスの両方を契約すると、どちらか(または両方)の料金が割り引かれる
- ポイントが多くたまる
- 請求や支払いが1つにまとまる
請求がまとまると、毎月の光熱費を把握しやすくなります。一方で、電気とガスを同じ会社に任せると、料金の改定やサービスの変更があったときに両方へ影響します。便利さと、見直しのしやすさの両方を考えておきましょう。
また、「セット割」という名前でも、割引されるのが電気だけ・ガスだけ・両方など、形はいろいろです。割引が毎月の定額なのか、使用量に応じた率なのかでも、効果は変わります。
当サイトで扱っている関東の電力会社にも、ガスとのセットを扱う会社があります。割引の内容や条件は、各社の公式サイトや契約書面で確かめてください。
都市ガスとプロパン(LPガス)の違い
セット割を考える前に、ご自宅のガスの種類を確かめましょう。家庭のガスには、主に次の2つがあります(出典:資源エネルギー庁「ガス改革の要点と見えてきた変化」(2026年10月確認))。
| 種類 | 届け方 | 自由化・ルール |
|---|---|---|
| 都市ガス | 地中のガス導管を通して届ける | 2017年4月に小売が全面自由化 |
| LPガス(プロパンガス) | ボンベに詰めて家に届ける | 液化石油ガス法のもとで販売 |
都市ガスの導管は、都市部を中心に国土面積の6%弱にしか敷かれていません(出典:資源エネルギー庁(2026年10月確認))。同じ関東でも、都市ガスが使えない地域があります。
LPガスは全国の世帯の約4割で使われています。国は料金の分かりにくさを改善するため、料金の情報提供などのルールを定めました(2024年に公布、2025年4月に全面施行)(出典:資源エネルギー庁「LPガスの取引適正化について」(2026年10月確認))。
セットで選べるガスは、会社とエリアで違う
都市ガスのセットは、その会社がガスを供給している地域だけが対象です。LPガスの家では、選べるセットが限られることがあります。まずはご自宅のガスの種類と、供給エリアを確かめましょう。
補足
都市ガスの会社を切り替えても、導管や設備の点検・保安は、法律で導管の会社に義務づけられています(出典:資源エネルギー庁(2026年10月確認))。
セット割がお得かどうかを確かめる手順
セット割があっても、電気とガスを別々の会社で選んだ方が、合計は安くなる場合もあります。次の順番で確かめましょう。

今の電気とガスの使用量を見る
検針票や会員ページで、月ごとの電気(kWh)とガス(㎥)の使用量を確かめます
セットの場合の合計を出す
セット割を含めた、電気とガスの1年間の合計を見積もります
別々に選んだ場合と比べる
電気は電気、ガスはガスで条件の合う会社を選んだときの合計と比べます
条件と期間を確かめる
割引の期間、解約金、片方だけ解約したときの扱いを書面で確かめます

えらびマン:
比べるときは「割引額」だけでなく「1年間の合計」で。割引が大きく見えても、元の単価が高いことがあるよ。
資源エネルギー庁は、料金の割引について「いくらか」「いつまでか」を契約前に確かめるべき項目として挙げています(出典:資源エネルギー庁「電力・ガス自由化 切替え契約時は、ココに注意!」(2026年10月確認))。電気の部分は、当サイトのシミュレーターで、プランごとの1年間の電気代を比べられます。
セットにしない方がよい場合
セット割が合うかどうかは、家庭によって違います。よく見られるパターンを並べてみます。
セットが合いやすい
- 都市ガスの供給エリアに住んでいる
- 電気もガスも、それなりに使う
- 請求や窓口を1つにまとめたい
- しばらく引っ越しの予定がない
セットにしない方がよいことも
- 電気だけ別の会社にした方が、合計が安い
- オール電化などで、ガスをほとんど使わない
- 近いうちに引っ越す予定がある
- 割引の期間が短く、その後は割高になる
資源エネルギー庁は、セット割があると勧められて契約したものの、使い方によっては以前の契約の方が安く、元の会社に戻しても以前のプランに再加入できなかった相談例を紹介しています(出典:資源エネルギー庁「電力・ガス自由化 切替え契約時は、ココに注意!」(2026年10月確認))。国民生活センターにも、ガス代が安くなると言われて契約したのに、ほとんど変わらなかったという相談が寄せられています(出典:国民生活センター「電気・ガスの契約トラブルにご注意!」(2026年10月確認))。

えらびマン:
セット割は「まとめること」が目的ではないよ。合計が下がるかどうかで決めよう。
解約するときの注意
セットで契約したあとに見直すときは、次の点に気をつけましょう。
- 片方だけ解約すると、もう片方の割引がなくなることがあります
- 電気とガスのそれぞれに解約金がかかる場合があります
- 割引の期間が終わったあとの料金も確かめておきましょう
- 引っ越しのときは、電気とガスの両方で手続きが必要です
解約金の考え方は「電力会社の解約金」、引っ越しの手続きは「引っ越しのときの電気の手続き」で説明しています。
注意
「この地域のガスは当社が担当することになった」のように、切り替えが強制であるかのような勧誘には注意しましょう。訪問販売や電話勧誘で契約した場合は、8日以内ならクーリング・オフで解除できます(出典:資源エネルギー庁(2026年10月確認))。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。
ガスの会社が国に登録されているかは、資源エネルギー庁の「登録ガス小売事業者一覧」で確かめられます(出典:資源エネルギー庁「電力・ガス自由化 切替え契約時は、ココに注意!」(2026年10月確認))。電気の会社の確かめ方は「新電力とは」にまとめています。
まとめ
- セット割は、電気とガスを同じ会社で契約すると割引やポイントが付くしくみです
- まずはご自宅のガスが都市ガスかLPガスかを確かめ、選べるセットを調べましょう
- お得かどうかは、別々に選んだ場合との1年間の合計で判断します
- 割引の期間、解約金、片方だけ解約したときの扱いを、契約前に書面で確認しましょう
えらびマン:
まずは電気だけでも比べてみると、セットが合うかどうか判断しやすくなるよ。
当サイトは申込の窓口ではありません。申し込みは各社の公式サイトで行ってください。